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【具体例あり】イベント会場にも補償は必要?

公開日:2023/05/01  最終更新日:2023/04/07


一口にイベントといってもその種類はさまざまで、野外、屋外、屋内と、規模や環境も一律ではありません。ただ、どんなイベントでも大勢の人が集まる催し物であることはたしかです。そこで今回は、イベントを開催する会場に補償が必要であるかどうか、具体例を交えて解説します。

イベント会場にも補償は必要?

補償とは、人や物に与えた損害に対して金銭などで補うことをいいます。これを今回のテーマであるイベントに当てはめると、参加者やスタッフの怪我、機材や展示品への損壊などが挙げられるでしょう。イベントの規模が大きくなるにつれて、万が一の事態が発生する可能性は必然的に高くなります。

もちろん小規模であっても、事故が起きない可能性はゼロではありません。したがって、イベント開催の際にはやはり補償は必要であると考えられます。昨今では会場の所有者から保険への加入を求められることが増えている傾向もあり、予想できなかった事態に備えることはとても大切です。

会場で起こりうる事故と補償に必要な費用

では、もしも事故が起きてしまった場合、一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。ここではいくつかのシーンに分け、実際にあった事例にもとづき説明します。

音楽フェス

こちらは屋内開催フェスのお話です。音の振動で会場のスプリンクラーが壊れたと同時に壁にも亀裂が入り、施設の所有者から現状復帰を求められるといった事例がありました。思いのほか大音量の音楽を流したことにより、屋内で対応できる音量が限界を越えたとみられています。こちらの修理費用には43万円ほどかかっています。

展示会

展示会の開催にあたり、会場内の各所にテープでポスターを貼り付けていました。イベント終了後にそのポスターをはがす作業をしていたところ、なんと壁紙も同時にはがれてしまったという出来事の発生です。テープの粘着力を甘く見ていた結果でしょうか。しめて4か所の修理に28万円が請求されました。

映画撮影

作品による演出で、大量の落ち葉をまき散らすようなシーンを見ることがあります。その際、しっかりと保護養生していなかったらどうなると思いますか?当然、その場所は予想よりはるかに汚れてしまうでしょう。こちらの事例では、清掃代として110万円の費用がかかってしまいました。

マルシェイベント

近年流行しているマルシェとは、フランス語で市場という意味です。日本でいうフリーマーケットのようなイベントといえば分かりやすいでしょうか。そんなマルシェイベントを開催するため着々と準備が行われている中で起きてしまった事故がありました。大きな機材を台車で運んでいる際に壁に穴をあけてしまったというのです。修理費用は13万円でした。

イベント用の機材や展示品などに対する保険

続いては、機材の破損や展示品の紛失などに対する保険について説明します。このような場合は動産総合保険というもので補償が行われ、支払われる保険金の種類は以下です。

損害保険金

機材の再購入や、展示品の修理に使用される費用をまかなうための保険金となります。

臨時費用保険金

損害保険金とは別に支払われる保険金です。たとえば破損した機材を新調する際、その機材の代金以外にも費用がかかるケースがあると考えられています。

残存物取片付け費用保険金

破損してしまった機材や展示品を片付けるためにかかった費用をまかなう保険金です。

損害拡大防止費用

これ以上被害が広がらないようにするために、さまざまな対策を取るでしょう。その対応にかかった費用のことを指します。

権利保全費用

たとえば機材の破損が参加者の落ち度によるものだった場合、その参加者に対して損害賠償を請求するパターンがあります。そのための証拠集めや書類作成にかかった費用のことを指します。

まとめ

多くの人でにぎわうイベントは、とても楽しい空間です。しかしその中には、予想していないでき事だってあるかもしれないという意識も持ち合わせてなければなりません。それは、過失による危険のほかにも、不慮の事故や天災によるものの可能性もあります。イベントを開催する際には、さまざまなリスクを少しでもカバーできるよう、補償についてしっかりと考えておくことが大切です。

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