ブラックフライデーイベントを成功させる企画・運営のポイントとは?
ブラックフライデーはアメリカ発祥のセールイベントですが、近年では日本をはじめ世界各地にも広まってきました。それでは、ブラックフライデーを利用したイベントを成功させるポイントはあるのでしょうか?今回は、ブラックフライデーのセールイベントでのおすすめコンテンツやイベント成功の秘訣について紹介します。
企業が注目しているブラックフライデーとは
ブラックフライデーとは、アメリカの祝日であるサンクスギビング(感謝祭)の翌日の金曜日のことを指し、その日をきっかけに小売店等で大規模なセールイベントが行われます。アメリカで1961年頃から始まったイベントですが、近年では日本のさまざまな企業もブラックフライデーを取り入れて大規模なセールを実施しているようです。
11月は冬のボーナス支給前、かつ年末を控えた時期であり、売り上げが伸び悩む傾向にありますが、そのタイミングでブラックフライデーによるセールを行うことで、消費者の消費意欲を上げる効果が期待できます。
ブラックフライデーのセールイベントでおすすめコンテンツ
ブラックフライデーという名前から、「ブラック(黒)」をテーマにしたさまざまな企画やコンテンツを実施するのがおすすめです。たとえば、集客アップのために、ブラックや黒が名前に入っているタレント・お笑い芸人によるステージショー、黒色のキャラクターによる撮影会等を実施するのもよいでしょう。
また、黒にちなんだアイテムを作るワークショップを開催するのもおすすめです。たとえば、ファミリー層に向けて黒色の風船にペイントができるイベントを実施すると、参加者が同じ黒色の風船を持って施設内を歩くため、ブラックフライデーの雰囲気も高まります。ワークショップの参加条件として一定のお買い上げ金額を設定すれば、売上にも貢献できます。
さらに、消費意欲を向上させるためにイベント期間内のお買い上げ金額に応じた抽選会を開催したり、期間内に後日使えるクーポンの配布を行って再来店を促したりするのもよいでしょう。景品がもらえるスタンプラリーや、ランダムな時間や場所で行なうプレゼント企画といった、施設内でのイベントを実施するのもおすすめです。
来客者が施設内を回遊できるような内容にすることでさまざまなテナントを認知するきっかけとなり、また滞在時間が伸びることで売上アップにもつながります。
ブラックフライデーのセールイベントを成功させるポイント
セールイベントを成功させるための重要なポイントは、いかに集客を増やせるかです。来客数を増やさないと売上にはつながりません。
集客のためにどのようなコンテンツが有効かについては、各企業、施設によって異なります。何らかのイベントを企画したほうが集客を期待できるのか、またはイベント期間以降の還元施策を行ったほうが売上向上につながるのかなど、普段のターゲット層が何を求めているかに応じて内容を検討する必要があります。
幅広い層をターゲットにしてイベントを企画すると、本来来てほしい層に響かず、逆に集客がうまくいかなくなることもあるため、ターゲット層はある程度絞ったうえでイベントを企画しましょう。
また、ブラックフライデーは日本では比較的馴染みのないイベントであるため、どのようなメリットが得られるかを明確にすることも大切です。ターゲット層の興味・関心に合わせたイベントを企画し、その内容を発信、訴求していきましょう。
日本ではまだ認知度の高いイベントではありませんが、うまく活用することで今までにはなかった時期にセールスを開催でき、売上アップや再来店の促進が期待できます。ブラックフライデーイベントの導入、企画を検討する際は、ターゲット層のニーズを考慮し、イベントでのメリットが明確にお客様に伝わる工夫をしましょう。